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サウジアラビア、ジャフラガス田での新たな埋蔵天然ガス発見を発表:エネルギー省

プレスリリースのなかで、王国のエネルギー相であるアブドルアジーズ・ビン・サルマン王子は、最新の発見によりジャフラガス田の天然ガス資源量は229兆立方フィート(約65兆立方メートル)、コンデンセートの資源量は750億バレルとなったと述べた。(提供)
プレスリリースのなかで、王国のエネルギー相であるアブドルアジーズ・ビン・サルマン王子は、最新の発見によりジャフラガス田の天然ガス資源量は229兆立方フィート(約65兆立方メートル)、コンデンセートの資源量は750億バレルとなったと述べた。(提供)
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26 Feb 2024 01:02:48 GMT9
26 Feb 2024 01:02:48 GMT9

アラブニュース

リヤド:サウジアラムコは、王国のジャフラガス田に新たに15兆立方フィート(約4200億立方メートル)の天然ガス資源を発見した。

エネルギー省のプレスリリースによれば、これに付随して20億バレルのコンデンセートも発見された。

プレスリリースのなかで、王国のエネルギー相であるアブドルアジーズ・ビン・サルマン王子は、最新の発見によりジャフラガス田の天然ガス資源量は229兆立方フィート(約6.5兆立方メートル)、コンデンセートの資源量は750億バレルとなったと述べた。

プレスリリースの説明によれば、サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコによる発見は、適切に採掘を進めるため、炭化水素の資源量推定および開発における国際的な最高水準を適用した結果だ。

2023年11月、エネルギー省はサウジアラムコが東部州およびルブアルハリ砂漠で2つの新たなガス田を発見したと発表した。

この際、エネルギー省はプレスリリースのなかで、最初の発見はハニファガス層のアルヒラン1試掘井でのものであるとした。

説明によれば、ガス田の発見は、ハニファガス層で1日あたり3000万立方フィート(約85万立方メートル)の天然ガスおよび1600バレルのコンデンセートの湧出が見られたことによる。

第2の発見は、アルマハケク2試掘井で1日あたり85万立方フィート(約2.4万立方メートル)の天然ガス湧出が見られたことによるものだ。

エネルギー省はさらに、すでに発見されているガス田の5つのガス層でも埋蔵資源が新たに発見されたと発表した。このうちのひとつ、アッセクラガス田のジャラ層では、1日あたり4600万立方フィート(約130万立方メートル)の湧出が見られた。

同じく昨年11月、サウジアラムコは南部ガワール操業エリアで非従来型タイトガスの生産を2カ月前倒しで開始した。

非従来型タイトガスはシェールガスとも呼ばれ、炭化水素が砂岩層に稠密に充填された層で見つかる。

この資源の採掘には、水平掘削や水圧破砕といった特殊な技術が必要だ。

南部ガワールの採掘施設は現在、1日あたり3億立方フィート(約850万立方メートル)の天然ガスと3万8000バレルのコンデンセートの生産能力をもつ。

2月上旬、ザフラーンで開催された国際石油技術会議で登壇したサウジアラムコのアミン・H・ナーセルCEOは、同社は石油、ガス、再生可能エネルギーを含めたすべてのタイプのエネルギーの生産継続を目指していると述べた。

ナーセル氏はまた、アラムコはどんなセクターにおいても収益性ある企業を設立し成長させるだけの能力を備えていると述べた。

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