
全日本空輸(ANA)は21日、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、利用客にマスク着用を要請すると発表した。所持していない客には使い捨てマスクを渡す。着用していない場合は搭乗を断ることもあるという。6月1日から適用する。
同社は搭乗者にマスク着用を要請する今回の方針について「利用客同士の不安を解消するため」と説明している。
また、同社は6月の国内線について、1万5963便の運航を取りやめると発表した。減便率は約70%で、5月の約85%から改善する。新型コロナの感染拡大で旅客需要の減少が続いているが、6月搭乗分の予約は回復傾向にあることから、5月と比べて便数を増やす。
ただ、6月の国際線の減便率は約90%となり、5月と同程度を見込む。
JIJI Press