
東京:日本は月曜日、猛暑が続き、東京では今年最高の気温を記録し、屋外で働く人々は熱中症の危険にさらされた。
6月としては過去最高の暑さを記録した日本全国47都道府県中30都道府県で熱中症注意報が発令された。
夏場の日本において常態化しつつあるこの極端な暑さは、重大な職場の危険要因となり、政府は先月から熱中症対策の労働安全規制を導入し、企業に熱中症防止措置の実施を義務付けた。
雇用主は、従業員が通気性の良い服装を着用するよう確保し、日光を遮る天井を設置し、エアコンや日陰のある休憩スペースを提供する義務を負っている。
東京のマンション建設現場では、月曜日に今年初めて気温が35度(華氏95度)を超えた中、大東トラスト建設の作業員が、背中に冷却ファンを搭載したふかふかのエアコン付きジャケットを着用して作業していた。
同社と建設資材メーカーが共同開発したこの特注ジャケットは、熱電効果を利用して冷却効果を高める。1,500人の作業員に配布された。
「このベストを着用すると汗をかきにくく、体力も落ちない」と、47歳の建設作業員、水谷敦氏は述べた。
建設作業員は熱中症のリスクが特に高い。労働省のデータによると、2023年の職場での熱中症による死亡や病気の約20%を建設作業員が占めた。その年の職場での熱中症の総件数は、10年前と比べて2倍以上に増加した。
「昔はエアコン付きのジャケットやそのようなものは着ていなかったし、熱中症で倒れる人も今ほど多くなかった」と、34年間建設作業員として働く57歳の岡村隆美氏は述べた。
「近年、エアコン付きジャンパーなどのアイテムが必需品となり、どれだけ暑くなったかを実感するようになった」
ロイター