
東京:カシオ計算機は11日、エジプト教育技術教育省との間で、エジプトにおける数学教育プロジェクトに取り組むと発表した。このイニシアチブは、公立中学校での科学計算機の活用を通じて数学教育を推進することを目的としている。
エジプトのモハメド・アブデル・ラティフ教育相とカシオ計算機の渡邉 茂中東・アフリカ担当マネージング・ディレクターが覚書に調印し、プロジェクトが始動した。
カシオは2018年からエジプト教育・技術教育省と「GAKUHAN」プログラムに協力し、約2万人の中等学校の数学教師にトレーニングを提供している。エジプトは「エジプト・ビジョン2030」プログラムのもと、教育環境の変革に取り組んでいる。
今回の合意により、カシオは公立中学校の教員を対象に科学計算機を使った研修を実施する。カシオ計算機は、科学計算機を実際の問題解決に活用し、クリティカルシンキング(批判的思考)や主体的な学習能力の育成に役立つ教材を開発する。
カシオは、1990 年代から「GAKUHAN」教育活動を展開し、世界の学校での科学計算機の普及に努め、教員研修や教材開発を通じて教育の発展に貢献してきた。