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日本国債、波乱の週を終えて堅調に推移

ベンチマークである10年物日本国債利回りは、金曜日に2008年10月以来の高水準となる1.615%台で横ばいとなった。国債先物は0.02円下落の137.53円。
ベンチマークである10年物日本国債利回りは、金曜日に2008年10月以来の高水準となる1.615%台で横ばいとなった。国債先物は0.02円下落の137.53円。
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25 Aug 2025 02:08:09 GMT9
25 Aug 2025 02:08:09 GMT9

東京:日本国債は、財政懸念が超長期利回りを記録的な高水準に押し上げた波乱の1週間を経て、月曜日は堅調に推移した。

ベンチマークである10年物日本国債利回りは、金曜日に2008年10月以来の高水準となる1.615%台で横ばいとなった。国債先物は0.02円下落の137.53円。

日本国債はここ数ヶ月、政府の債務水準と赤字支出に対する懸念が高まり、急落している。財政タカ派の石破茂首相が率いる連合軍が先月の選挙で劣勢に立たされ、同首相の退陣観測が高まったことで、売り圧力が強まった。

三井住友トラスト・アセットマネジメントのシニア・ストラテジスト、稲留勝敏氏は「国内政治や財政政策が進展していないため、投資家は慎重な姿勢を崩していない」

30年物日本国債の利回りは、金曜日につけた史上最高値の3.21%から変化なし。20年物国債利回りは0.5ベーシスポイント低下して2.660%となり、前場に記録した1999年11月以来の高水準から低下した。

月曜日午後の時点では、ほとんどの現物債はまだ東京で取引されていない。世論調査で石破首相への支持率が回復したことが、相場を下支えしているのかもしれない。

読売新聞の世論調査によると、石破内閣支持率は39%で、前月から17ポイント上昇した。

日本国債の利回りは、5月下旬の入札需要低迷による急騰、そして7月の参院選を控えての再上昇と、トリプル・ピークを迎えている。最近の30年物国債利回りの急上昇は、投機筋に国債先物のショート・ポジションを増やさせる可能性がある、とIGのマーケット・アナリスト、トニー・シカモア氏は言う。

「3.20%の上抜けが確認されれば、数カ月後には3.4%まで上昇する可能性がある」。

ロイター

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