
日本銀行は月曜日、現在日銀の金融市場局長である清水誠一氏が、金融政策立案を監督する部門の責任者になると伝えた。
清水氏は、中部地方の日銀名古屋支店長となる現職の加藤毅氏の後任となり、両者とも7月20日付での任命となる。
清水氏は金融市場局長としての任期中、日銀と他の中央銀行とのドルスワップラインの拡大など、新型コロナウイルスのパンデミックによる市場の緊張を緩和するための対策の実施において重要な役割を果たした。
銀行の監視と国際問題の経験を持つ清水氏は、金融政策の起草と、9名の理事会による政策意図の伝達を援助する、日銀の最も重要な部門の1つを監督する。
日銀は3月と4月に金融政策を緩和し、市場を落ち着かせ、パンデミックによって引き起こされた企業の資金調達の緊張を和らげるための措置に焦点を当てた。水曜日に終了する2日間の金利見直しによって、政策の安定化が期待される。
現在危機対応策が講じられている中、日銀の次の課題はパンデミックによる経済的影響を和らげ、日本が再びデフレに陥らないようにすることであり、これは政策手段の不足により困難な作業である、とアナリストらは話す。
ロイター通信