
火曜、東京の株式は値下がりして引けた。投資家は今週後半に予定されている主要企業の業績発表を待ちながら、反発場面で利益を確定した。
主要な日経225指数は0.26%(58.47ポイント)安の22,657.38で終了し、連日の値下がりを3日目に伸ばした。
より対象の広いTOPIXは0.48%(7.57ポイント)安の1,569.12となった。
前日と同水準で寄り付いた後、技術的な問題が高まったことで株価は広く反発場面を迎えたものの、結局は利益確定の売りに遭っただけだった。
日経が22,800以上で勢いを失うと「投資家の警戒感が広がり、後場は利益確定が優勢となった」と、岡三オンライン証券のチーフストラテジスト伊藤嘉洋はメモの中で述べた。
円高は一服となり、ドルはNY市場の午後の取引で105.38円だったのに対し、105.55円で取引されている。
今週の主なハイライトは、水曜の米連邦準備銀行による今後の指針発表と共に、Amazon、Apple、およびその他のテック大企業を含む多くの企業による業績発表となる可能性が高いと、AxiCorpでグローバル市場ストラテジストを務めるスティーブン・イネスは述べた。
「トレーダーたちがリスクを負ってまで増やさなければならない欲の量は、おそらく限られている」
「しかし今は健康や経済に関して非常に多くのヘッドラインリスクがあり、通常の市場ではない。だから慎重になるのが一番良い方法」と、彼は解説で述べた。
日産自動車は4~6月期業績発表を前に4.33%値を下げて410.8円となった。
三菱自動車は現事業年度の損失が予想を上回るとの見通しを受け、12.63%安の235円と急落した。
富士フィルムホールディングスは、米国政府が同社米国子会社の新型コロナウィルスワクチンに対し資金を提供しようとしているとのニュースにより、3.09%高の4,925円に上昇した。
第一三共は、この医薬品メーカーがガン治験薬の開発と商業化でアストラゼネカと世界的な提携を結ぶと発表したことを受けて10.28%急伸し、9,557円となった。
ソフトバンクグループは2.24%高の6,645円だった。
AFP