
アラブニュース
ファハド・イブラヒム・アル=アキール氏は、サウジアラビア通貨庁(SAMA)の子会社であるサウジ・ペイメントのエグゼクティブ・ディレクターに新たに就任し、全国的な決済ネットワークMadaを運営する。
国の決済システムの運用とインフラ整備を担当するサウジ・ペイメントを設立するというSAMAの要請は、2019年11月に閣議決定された。
同社は、サウジアラビアで処理されるすべての支払いや金融取引が安全かつ確実に行われることを目指している。
アル=アキール氏は、ビジネスおよび金融分野で約20年の豊富な経験を持ち、サウジアラビアの大手企業や銀行で指導的な立場に就いてきた。
彼はまた、カナダ、スイス、米国で経営の専門的な学位と修了証書を取得している。
アル=アキール氏は1998年にリヤド銀行の先端技術アナリストとしてキャリアをスタートさせ、2002年まで勤務していた。
その後は、国立農業開発公社で1年間プロジェクトマネージャーを務めた後、アラブ国立銀行に入行し、2008年まで在籍した。
2008年から2011年までは、SABB銀行でカスタマーエクスペリエンスおよびプロジェクト管理責任者を務めた。2011年には、ビジネストランスフォーメーショングループの責任者としてアル=ジャジーラ銀行に入行。2018年には、クオリティ・オブ・ライフ・プログラムと保険サービスのナジム・カンパニーにCEOとして迎え入れられた。CEOに就任するにあたり、アル=アキール氏は、サウジアラビアのビジョン2030を実現する上で、保険セクターにとってユニークな機会を期待していた。