
Hala Tashkandi
リヤド:アメリカのテクノロジー企業のIntelは、第11世代CoreモバイルPCプロセッサを発表した。
「Tiger Lake」プロセッサは、同企業で新しく統合されたXeグラフィックス、Thunderbolt 4サポート、Wi-Fi 6を搭載し、前回のIce Lake chipsを超えるパフォーマンスとバッテリー寿命において大きな躍進となっている。Intel最新のSuperFinプロセステクノロジーを活用し、第11世代Intel Coreプロセッサはパフォーマンスと応答性で出力効率を最適化し、同時に前回の世代と比較してかなりの高周波数で稼働する。
Intelの執行副社長およびクライアントコンピューティンググループのゼネラルマネージャーを務めるGregory Bryant氏は、第11世代プロセッサによって提示される新たな可能性と、プロセッサがラップトップのユーザビリティと作業性を改善するのにどう用いられるかということに関して話した。
「Intel Iris Xeグラフィックス搭載の第11世代Intel Coreプロセッサは、実際のプロセッサのパフォーマンスにおいて大きな躍進を遂げ、弊社がこれまで構築してきた中で最高のラップトッププロセッサとなっています」と彼は述べた。
「生産性から娯楽やゲーミングなどのコンテンツ作成に至るまで、お客様が第11世代Intel Core搭載のシステム、特に共同設計され認証済みの弊社の新しいIntel Evoデザインの一つを選んでいただければ、最高のラップトップ体験が可能になります」
オンラインの発売開始の時点で、Intelはこの新しいラインナップで、「薄型軽量の最高のプロセッサ」を搭載したラップトップを提供した、と主張した。
第11世代Intel Coreプロセッサに基づいた150種類以上のデザインは、Acer、Asus、Dell、Dynabook、HP、Lenovo、LG、MSI、Razer、Samsungなど、評判の高いSamsungのGalaxy Book Flex 5GやAcerのSwift 5とSwift 3を含む機種での搭載が期待されている。
同企業は、本プロセッサでは競合製品を超えて、最大2.7倍の速さでコンテンツ作成ができ、20パーセント以上の速さでのオフィス生産性を実現し、少なくとも2倍の速さで実際のワークフローにおけるゲーミングやストリーミングを実行できる、と述べた。Intelはさらに、Project Athenaイノベーション・プログラムのセカンドエディション仕様やKEI(キーエクスペリエンスインジケーター)に認証済みのラップトップデザイン向けIntel Evoプラットフォーム・ブランドを導入した。
発表イベントではさらに、8K HDRディスプレイ向けのサポートや、同時に最大で4つの4K HDRディスプレイを利用できる機能など、Intelで進行中の新機能を公表した。
人工知能搭載のエンジンでは、背景雑音の低減などの機能を搭載してビデオ通話を改善するという形式を取るアップグレードも実行され、こうした機能は間違いなく、コロナウイルス感染症(COVID-19)大流行のためリモートで働き続けている人に役立つものとなる。