
三菱自動車工業はコスト削減のため、11月中旬から日本で管理職を中心に500人から600人の希望退職を求めると、この件に詳しい2人の情報筋が土曜日にロイター通信に語った。
三菱自動車は、新型コロナウイルスの大流行の影響も手伝って売上高が急落し、2021年3月までの会計年度で3600億円の純損失を計上する見込みだ。
三菱自動車はすでに、人員と生産の縮小や採算のとれない販売代理店を閉鎖することで、2年間で固定費の20%を削減する計画に乗り出している。
同社は本社をはじめとして、愛知県の岡崎製作所や岡山県の水島製作所などで働く国内の45歳以上の管理職社員を対象に希望退職を募る計画だと、情報筋は述べた。
同社の広報担当者はコメントを控えた。
同社は売上高の4分の1を占める最大の市場である中国と東南アジアですでに売上が落ち込み苦戦しているが、コロナ禍でその状況がさらに悪化している。
日産・ルノー自動車製造グループの準メンバーである三菱は、リストラ計画の一環として、来年からSUVクロスオーバーモデル「パジェロ」の生産を中止し、同車を生産する日本の工場を閉鎖すると発表している。
ロイター通信