
東京:日本の住友化学と、サウジアラムコが、新型コロナウイルス感染症のパンデミックや定期的なメンテナンスを理由に資本不足に直面している、石油精製・石油化学の合弁事業に20億ドルを融資することになると、住友は木曜日に発表した。
住友化学は、貸付額の37.5%である7億5千万ドルをラービグ精製石油化学会社(ペトロ・ラービグ)に融資する予定であり、残りはサウジ・アラムコ社が融資する予定であると、この日本の化学企業のスポークスマンは述べた。
住友化学は昨年ハイブリッド債を発行して調達した資金を自社の取り分に充てる予定で、融資は近日中に提供されるとスポークスマンは述べた。
また、この日本企業は、同社とサウジ・アラムコがラービグ第2期製油所・石油化学複合プロジェクトへの資金調達のために提供していた財務完了保証が9月30日をもって終了したと述べた。
2015年、ペトロ・ラービグは、サウジアラビアのプロジェクト費用の60%をカバーする総額52億ドルの融資を受けるために、銀行のシンジケートとプロジェクト・ファイナンス契約を締結した。
当時、親会社らはそれぞれ融資の50%について財務完了保証を提供していたが、ペトロ・ラービグが継続的な業績と債務返済能力の要件を満たしたため、これを解除したと住友は述べている。
ペトロ・ラービグは2019年6月に債務の予定返済を開始し、事業によって生み出されるキャッシュフローからローンの残額を返済していくと、住友は声明で述べた。
Reuters