
ドバイ: 今週、オマーンが国際債券市場に復帰し、待望の財政改革によって持続可能な財政基盤が整い始めたと投資家たちを納得させることができるかどうかの試金石となる。
主要信用調査機関すべてから投資不適格と格付けされたオマーンが月曜日に、3年、7年、12年満期国債の発行計画を発表した。これはオマーンにとって、今年最初の国際的な債権売却となる。
1月に国家統治者として就任したハイサム国王は、国家財政の立て直しを優先課題のひとつに掲げてきた。
しかし投資家たちはより具体的な措置を望んでおり、先週のソブリン債の格下げを受け、新たな再建には既存の債務よりも大幅なプレミアムを付けることを要求する可能性がある。
「新国王は、省庁合理化、付加価値税の実施、追加税収の計画などいくつか良いことをしてきましたが、まだソブリン資産があります」とリーガル・アンド・ジェネラル・インベストメント・マネジメントの振興市場信用取引戦略部門長のラザ・アガ氏は述べた。「肯定的な勢いはありますが、信用が構築されるにはまだ時間がかかるでしょう」
債券目論見書によれば、オマーンはいくつかの湾岸諸国と金融支援について協議を開始した。
「湾岸諸国から支援策について具体的な発表がなされない限り、投資家たちが実際にこれを考慮することはないと思います」とアルカーム・キャピタルの債券業務取締役のゼイナ・リズク氏は述べた。
オマーンは新たな3年債に4%台の高値、7年債に6%台の高値、12年債に7%台の中高値を付けると見られており、これは既存のカーブに対して少なくとも50ベーシスポイント(bps)のプレミアムを意味すると彼女は言った。
匿名を希望した他の2人の投資家は、既存のセカンダリー取引レベルに対して25bpsのプレミアムを持つ可能性があると述べた。
情報筋は以前ロイターに対して、オマーンは新たな取引で30億ドル以上を目指していると述べていた。
「もしオマーンが30億から35億を獲得するのであれば、市場はオマーンに対して消化不良を起こすでしょうし、投資家たちはこのリスクの補償を求めるに違いありません」とリズク氏は述べた。
ロイター