
日本国債(JGB)は木曜、変わらずからやや堅調の範囲の値動きだった。旺盛な投資家の需要が見られた5年物債券の入札が前向きな材料となった。
投資家がCOVID-19ワクチン候補の大規模展開を取り巻く複数の課題について検討する中、現地株式市場の上昇がやや鈍化したことで、安全避難先としての債券の魅力も増した。
指標となる10年物JGB先物は0.15ポイント高の151.99、出来高は19,630枚だった。一方、10年物JGB利回りは0.5ベーシスポイント下げて0.030%となった。
短期物では、2年物JGB利回りがじりじりと0.5ベーシスポイント下落し、0.145%となった。
5年物利回りは、木曜の2兆5,000億円の5年物債券入札が旺盛な投資家の関心を引きつけたことで1ベーシスポイント下げて、マイナス0.105%だった。
最低落札価格と平均入札価格の差である入札のテールは、前回入札時の0.01からゼロに縮小した。
超長期物の利回りは動きがなく、20年物JGB利回りが0.405%、30年物JGB利回りが0.650%、40年物JGB利回りが0.690%だった。
ロイター