
アラブニュース
ドバイ: 地域および海外の投資家は、サウジ2021年度予算の発表後に「安心する」だろうと、国際法律事務所リード・スミスの中東責任者サチン・ケルアーがアラブニュースに語った。
「サウジ2021年度予算は、長年にわたり王国で最も重要な予算の発表の1つになるだろう。同国がCOVID-19後の世界に期待する中、パンデミックのもたらす結果は、サウジアラビアの来年以降のお金の使い方に関し、重要な検討事項を残すことになる。大見出しとしては、サウジの支出7.5%削減、VAT増額の維持、および最低でも2023年まで現在の財政赤字を続けることに焦点が当てられるだろう」と、彼は述べた。
「しかしながら、大見出し以外の部分にも注目すると、称賛される分野がたくさん存在する。特に、石油依存経済の多角化を継続する公約は非常に歓迎されるもの。緊張が湾岸会議諸国の経済に影響を与えてきた過去においては、多角化改革を後退させる流れがあった。サウジアラビアはそのような意向を持っていないことを示すことになる」
「同国は体系的な経済変革とビジョン2030に対する継続的なコミットメントによって前進を続けようとしている。地域および海外の投資家は安心するだろう。多くの投資家がこれまで王国への大規模な投資プログラムに注力しており、その継続が可能であるというサウジ政府からの合図を熱心に待ち望んでいた。社会的利益の提供、大規模な住宅計画、民営化とフィンテック構想、および刺激的なクオリティ・オブ・ライフ計画の強調は、この数十年の残りの期間が展開していくにつれ、サウジ経済の頼みの綱になるという民間部門の計画を後押しするだろう」と、彼は付け加えた。