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アラブ首長国連邦 アブダビ首長国の探鉱鉱区を取得

(WAM)
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10 Feb 2021 09:02:35 GMT9
10 Feb 2021 09:02:35 GMT9

コスモエネルギー開発株式会社(代表取締役社長:大江 靖、以下、当社)は、アブダビ国営石油会社(以下、ADNOC)がアラブ首長国連邦 アブダビ首長国(以下、同国)にて実施した、探鉱鉱区公開ラウンドに参加し、今般海上の探鉱鉱区であるOffshore Block 4(以下、本鉱区)を落札し、取得致しましたのでお知らせいたします。

写真
Offshore Block 4 位置図

当社は、本鉱区の落札にあたり新会社(Cosmo E&P Albahriya Limited)を設立し、本日付けで同社がアブダビ最高財務経済評議会(Abu Dhabi Supreme Council for Financial and Economic Affairs)、ADNOCと探鉱利権協定を締結しました。本鉱区は、アブダビ首長国北部に位置(添付位置図参照)し、面積は4,865平方キロメートルです。今後、当社は同社を通じて探鉱作業を行い、本鉱区における石油および天然ガスの胚胎の可能性を調査してまいります。

本鉱区は、豊富な石油・天然ガスの資源量が賦存し、単位数量あたり操業費が他の地域と比べて低いとされるアラビア湾の浅海に位置し、また、当社子会社であるアブダビ石油株式会社(以下、アブダビ石油)が保有する油田に隣接しております。商業生産可能な原油・ガスが発見された際には、アブダビ石油の生産・貯蔵・出荷施設を共同で活用することで開発・操業コストを大幅に低減することが可能であり、当社による本鉱区操業によるアブダビ石油とのシナジー創出、そして当社とアブダビ石油、両社の競争力の維持・強化に資するものと考えております。また、当社のみならず日本の自主開発原油比率の維持に繋がり、当面のエネルギーセキュリティの強化に資するとも考えております。

今般当社はADNOCから打診頂いたことをきっかけに、本鉱区に応札致しました。本鉱区落札の背景としましては、当社グループが安全で安定的な原油開発・生産を行ってきた実績に加え、下記に示す環境施策や現地地域社会への貢献策など、原油開発分野に留まらない多層的な関係を構築してきた結果、アブダビ政府ならびにADNOCから信頼できるパートナーであると評価されたものと考えております。

原油処理に伴う随伴ガスの焼却処理量を最小限に抑え、生産効率を高めながら、自然環境保護と資源を有効活用するゼロフレアリングプロジェクト
油田掘削時に発生する廃水等を地中に圧入するゼロディスチャージオペレーション
石油開発に伴い生成されるスラッジ(産業廃棄物)を原油として再利用する技術開発

当社グループは、引き続き原油をはじめとした、人々の暮らしを支えるエネルギーを安定的に供給していくと共に、持続可能な社会の実現に向け、CCS(Carbon Capture and Storage)・CCUS(Carbon Capture, Utilization and Storage)等の脱炭素化社会に求められる技術の開発・適用についても検討してまいります。

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