本田技研工業(ホンダ)は、同社研究開発部門の責任者を務める三部敏弘氏を新たな最高経営責任者に任命すると、2つの情報筋がロイターに伝えた。
情報筋は、この日本第2位の自動車メーカーが、取締役会後の早ければ金曜日にもこの決定を発表すると語り、情報が公開されていないため匿名での引用を要求した。三部氏は6月の年次株主総会で代表取締役社長として正式に認められるだろうと、この情報筋は話した。
すでにホンダの取締役を務める三部氏は、6年間最高経営責任者を務めてきた八郷隆弘の後任となる。情報筋によると、副社長兼最高執行責任者の倉石誠司氏は、留任して三部氏を支える。
八郷氏がホンダでの地位を維持するかどうかは、現時点ではわかっていない。
ホンダの広報担当者は、人事異動に関するロイターの質問に対し、「決まったことではなく、何もお答えできない」と述べた。
ロイター