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日本、冬までに原発4基の再稼働を目指す

原子炉を再稼働するには規制当局による多岐に渡る承認を要するほか、地元の同意も必要となる。(AFP)
原子炉を再稼働するには規制当局による多岐に渡る承認を要するほか、地元の同意も必要となる。(AFP)
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15 Jul 2022 01:07:02 GMT9
15 Jul 2022 01:07:02 GMT9

東京:日本の萩生田光一経済産業大臣は15日、冬の電力危機を避けるため、さらに4基の原子炉を再稼働させたいと語った。与党自民党は原発推進派であり、1週間前には参議院選挙で圧勝している。

大臣は「現在稼働中の5基から増やし、最大で9基の原発を稼働させたいと考えている。一部の原子力発電所については工事や検査期間を見直す」と記者会見で述べた。

2011年に大津波によって福島第一原発で事故が起きた後、日本の原子炉の多くが運転を停止している。しかし与党自民党は、資源の乏しい日本にとっての安定電源として原子力への回帰を目指している。

福島の事故後は世論の大勢が再稼働に反対だった。だが、燃料費の高騰や、季節外れの気候でエネルギー節約が呼びかけられる中、そうした姿勢に変化が見られる。

原子炉を再稼働するには規制当局による多岐に渡る承認を要するほか、地元の同意も必要となる。

ロシアとの関係悪化も日本を追い込んでいる。

ウラジミール・プーチン大統領は6月下旬、ガス・石油開発プロジェクト「サハリン2」の権利を掌握する命令を出した。日本にとって非常に重要なガス供給が絶たれる恐れが出ている。

日本ガス協会の本荘武宏会長は15日、ガスの供給に当面不安はないと語った。

日本の液化天然ガスの9%がサハリン2からもたらされている。

ロイター

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