
東京:日本株は木曜日、一晩でナスダック指数が急落したことを受けて、ソフトバンクグループやファーストリテイリングなど、指数の巨大企業の株式が売り払われて急落した。
日経平均株価はグリニッジ標準時01:49までに1.59%下落して\29,085.92となり、より幅広い銘柄を網羅するTOPIXは1.05%下落して1,884.54となった。
「ナスダック指数の下落は、今日の市場に大きな影響を与えています。投資家の株式売却を促しており、特にインデックスの巨大企業を中心に売られています」とSBI証券の鈴木英之投資調査部長は述べた。
投資家が高値の続く技術株を売却し景気回復の恩恵を受けやすい分野にシフトしたことを受け、ナスダック総合指数は一晩で2.7%下落し、1月初旬以来の安値を記録した。
日本では、ユニクロブランドの衣料品店を運営するファーストリテイリングが3.91%下落して指数の下げを先導し、ソフトバンクグループが5.5%下げ、東京エレクトロンが2.13%下落した。
ソフトバンクグループが下落したのは、同社が支援する英国のサプライチェーン・ファイナンス会社グリーンシル・キャピタルが、同社の事業の大部分を売却する方向で協議しているというニュースを受けてのことだった。
日立造船は、エネルギー・インフラ企業である同社が高性能な全固体電池を開発したとの地元メディアの報道を受けて18.18%の急騰。
リコーは、事務機器メーカーである同社が約\1,000億を投じて自社株買いを行うと発表したことを受け、買いが殺到して取引されなかった。
海運会社が上昇し、川崎汽船が4.34%高、三井OSK商船が2.58%高、日本郵船が1.79%高となった。
日経平均の上昇企業は67社、下落企業は150社だった。
ロイター