
ドバイ:ラディソンは、新型コロナウイルス感染症のパンデミック下でホスピタリティ業界の景気が世界的に減速している中、今年サウジアラビアに新しいホテルを5軒展開する計画を進めている。
米国のホテルチェーンは、ヨーロッパ、中東、アフリカ(EMEA)地域全体で倍増となる5,000室の展開を計画しており、同グループは、アラブ首長国連邦とサウジアラビアの間で8つの新規事業を発表した。
ラディソン・ホテル・グループの中東・アフリカ地域担当上級副社長のティム・コルドン氏は、次のように述べている。
同氏は、中東のポートフォリオの半分が稼働中および開発中のため特にサウジアラビアはラディソンにとって特別な市場であると述べている。
「現在、サウジアラビアでは20軒以上のホテル、リゾート、サービス付きアパートメントを運営しており、3,500以上の部屋を備えている。パイプラインにより、2025年までにポートフォリオが2倍になる」と付け加えた。
この動きは、ホスピタリティ業界が2020年に巨額の損失を被った世界的な健康危機の打撃からの回復に苦労していることから始まった。
しかし、STRの予備データによると、中東のホスピタリティ業界に楽観の兆しが見られる。
世界の稼働率は低下したが、同地域では2月7日までの7日間の平均で最高の50.4%を記録した。
アル・コバール、ダンマーム、ジッダのホテルは、正月に着実な稼働率の改善が見られた。
ジッダは同期間に62%の稼働率を記録し、アル・コバールとダンマームは72%を記録した。
同地域の明るい展望は、集団予防接種の推進に起因する可能性がある。湾岸諸国は、パンデミック下で新型コロナウイルス感染症が発生する以前の状態への復帰を加速させるために、世界で初めて全国的な予防接種プログラムを開始した。