
アラブニュース
リヤド: サウジアラビアは数週間の間に、王国の経済の多様化を目指すムハンマド・ビン・サルマン皇太子のプログラムの中、重要な資金調達パッケージの第一弾を確定させるところまで来ていると、ブルームバーグが報じた。
レッドシー・デベロプメント社の140億サウジリヤル(37億ドル)への融資は、サウジ国立銀行、バンク・サウジ・フランシ、リヤド銀行、サウジ・ブリティッシュ・バンクを含む小規模な地元銀行団と合意に達する予定であると、この件に詳しい人々の言葉を引用して報道は伝えた。
開発の第一段階資金調達を支援するこの取引は、グリーンローンと呼ばれることとなる。融資は環境的で持続可能な投資に使われると、非公開情報のため匿名を希望する関係者が述べた。期間は15年で、金利はサウジの銀行間で提供されるレートよりも約1%高いという。
ブルームバーグによれば、同社が最初に銀行へ融資を打診し始めたのは、2019年中旬だった。
観光への積極的な進出は、サウジアラビアが経済を石油から多角化を進める方法の1つである。
その他の野心的なプロジェクトには、首都リヤド近郊の娯楽ハブや、建設に推定5,000億ドル規模とされている北西部の新しい都市ネオムなどがある。
王国の政府系ファンドが所有するレッドシー・デベロプメント社は、ベルギーと同程度の面積の高級観光エリアを管轄する。2030年のプロジェクト全体の完了時には、国内と海外の観光客を半々、1年間で100万人の訪問を狙う。
この地域向けの新たな国際空港の建設が始まっており、プロジェクトの第一段階は2022年末に4つのホテルの開業によって完了を見る予定だ。
翌年にはさらに12のホテルが開業予定であると、ジョン・パガーノ最高経営責任者は11月のインタビューで述べている。