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ゴーン氏の逃亡幇助で起訴されたアメリカ人が東京で裁判を受ける

日本での裁判から逃れられるよう、日産のカルロス・ゴーン前会長を音響機材ケースに詰めたとして起訴されたアメリカ人のマイケル、ピーター・テイラー親子2人が、2021年6月14日、東京の裁判所に初めて出廷する予定だ。(AFP通信)
日本での裁判から逃れられるよう、日産のカルロス・ゴーン前会長を音響機材ケースに詰めたとして起訴されたアメリカ人のマイケル、ピーター・テイラー親子2人が、2021年6月14日、東京の裁判所に初めて出廷する予定だ。(AFP通信)
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14 Jun 2021 12:06:47 GMT9
14 Jun 2021 12:06:47 GMT9

東京:アメリカ人の親子が、14日、東京地裁に初出廷し、日産のカルロス・ゴーン前会長の大胆な日本逃亡で計画的役割を果たしたことを認めた。

元特殊部隊員のマイケル・テイラー氏60歳と、28歳の息子ピーター氏は、ゴーン氏が裁判を待つ中、同氏を音響機材ケースの中に入れ、密出国させたとして、米国当局から身柄を引き渡された。

東京地方裁判所で2人は、検察官が起訴状に記載した事実については争わないと述べ、事実上、事件でそれぞれが果たした役割について認めた。

「今、検察官が今読み上げた内容に間違いはありませんか?」と、裁判官はそれぞれに順番に尋ねた。2人とも「間違いはない」と答えた。

マイケル・テイラー氏は、身体の前で両手に手錠をかけられた状態で、最初に法廷に連れられてきた。同氏はプラスチック製のスリッパを履き、暗い色のズボンと白いシャツを着て、ネクタイは締めていなかった。

その後、息子が連れてこられ、2人ともフェイスマスクをしていた。

2人は、日本との間に犯罪人引き渡し条約がないレバノンに現在住みながら国際逃亡犯となっているゴーン氏を助けた罪で有罪となれば、最高で3年の懲役刑が科せられることになる。

ゴーン氏は、自身が否認する4件の財務不正に関する裁判を待つ間、保釈されていたが、当局の目をすり抜けてプライベートジェットに乗り込み、トルコで飛行機を乗り換え、レバノンに降り立った。

検察側は14日、テイラー親子がゴーン氏をケースの中に隠し、空港の保安検査をすり抜けさせたことなど、2019年12月の逃亡の、ほとんど映画のような詳細について、改めて説明した。

通訳用のイヤホンを通して審理を聴いていた2人に向かって、検察官は「あなたはゴーン氏の逃亡を助けた」と語りかけた。

ゴーン氏の逃亡は、日本の当局の面目を失わせる行為で、アメリカの検察官らは「近年では最も大胆で周到に準備された逃亡行為の1つ」と表現している。

テイラー氏は、拷問のような状況下に置かれる可能性があると主張して、東京への身柄引き渡しについて争っていたが、3月上旬に来日して以来、事件についてコメントを出していない。

地検は裁判を前に、2人の罪状認否についてコメントを控えているが、日本のメディアは、両氏が取り調べで罪を認めたと報じた。

公共放送のNHKは、ピーター氏がゴーン一家から手助けの見返りとして1億4400万円(130万ドル)を受け取ったと報じている。

日刊紙の朝日新聞は、2人がそのお金のほとんどを、プライベートジェットのチャーター費用など、逃亡の準備に支出したと報じ、手助けの対価は支払われていないと主張している。

ゴーン氏は引き続きレバノンに逃亡中で、先月には一連の財務不正をめぐり、フランス捜査当局の事情聴取を受けている。

疑惑の中には、オマーンのルノー・日産の販売代理店との不適切な財務取り引き、オランダの子会社によるコンサルタントへの支払い、ベルサイユ宮殿での豪華なパーティーなどがある。

尋問は、同氏の弁護団とレバノンの検察官の立ち合いの下で行われた。ゴーン氏を正式に起訴するには、同氏はフランスにいる必要があるため、証人としての聴取となった。

この大物の収入の過少申告に関与した疑いで同じく東京で裁判を受けている日産の元側近、グレッグ・ケリー被告を含め、ゴーン氏の事件に関わった他の人々も裁判を受けている。

また、トルコの裁判所は、ゴーン氏の逃亡に関与したとして、パイロット2人とプライベートジェットを運航する小企業の従業員1人に4年2ヶ月の懲役刑を言い渡した。

ゴーン氏はレバノンに向かう途中、トルコで飛行機を乗り換えており、トルコ人3人が密入国の計画に関与したとして起訴されている。

現在も逃亡中のレバノン人にも、ゴーン氏の日本からの逃亡を計画した疑いが持たれている。

AFP通信

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