
サラ・アルファイズ
リヤド:サウジアラビアでは、モノのインターネット(IoT)からクラウドコンピューティングまで、デジタル技術の主要分野すべてにおいて大幅な成長が見込まれ、情報通信技術(ICT)セクター全体の規模は2025年までに270億ドルに拡大するだろう。王国の技術規制当局が伝えた。
「王国では今後5年間で、ITおよび新興技術の市場規模が年平均約10%のペースで成長するだろう。そしてその規模は2025年までに270億ドルを上回るだろう」と、通信情報技術委員会(CITC)の長であるモハメド・アルタミミ氏はリヤドのフォーラム対し語った。
同様に、IoTの市場規模は年平均26%で成長すると予想され、クラウドサービスに関しては、2030年までに王国のICT支出全体の最大30%を占めると予測されている。
「サウジアラビアがデジタル分野であげた成果は、同国がカギとなる3つの目標に戦略的に力を注いできた結果である。その3つとは、デジタルインフラの核を強化・保護すること。ITサービス、ソフトウェア、ハードウェアの拡大を可能にすること。そして最も重要な目標は、デジタル経済のバックボーンを形成する新たな新興市場の探究を支援することである」とアルタミミ氏は語った。