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スタンダードチャータード銀行はサウジで使用されるスクークの取引のためにサウジアラムコやACWA Power、そして同国政府と直接的に提携してきた
ドバイ:サウジアラビア政府が外国投資に力を入れ、野心的な経済目標を追求する中、サウジアラビア通貨庁は同国初のスタンダードチャータード銀行の支店を開設した。
支店の開設は、同行がサウジでの営業免許を取得した後に行われた。サウジアラビアで同銀行は、政府の重要プロジェクトの資金調達において不可欠な役割を果たしてきた。
スタンダードチャータード銀行はサウジで使用されるスクークの取引のため、サウジアラムコやACWA Power、そして同国政府と直接的に提携してきたと、同行は発表の中で述べた。
「スタンダードチャータード銀行の成功をお祈りしますと共に、中小零細企業に対し銀行サービスと商品が提供され、そして革新がもたらされることにより、金融部門に望ましい価値提案がなされることを願っております」と、サウジ通貨庁のファハード・アール・ムバラク長官は述べた。
オンラインで行われた開設式でスタンダードチャータード銀行は、サウジアラビアの掲げる、銀行・金融部門における幅広い目標を設定した同国の「ビジョン2030」を支援する計画の概要を説明した。
「サウジアラビアにおける我々の戦略の中心は、定評のあるグローバル企業、その子会社や金融機関と連携し、またサウジ市場にさらに貢献しうる戦略的取引を支えるためのサービスを提供することにあります」と、同行のスニール・コーシャル地域チーフが伝えた。