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SDAIA、データとAIの分野でサウジを世界のトップ10へ成長させることを目指す

サウジアラビアの新型コロナウイルス接触追跡アプリ「Tawakkalna」は3週間で開発された。(Shutterstock)
サウジアラビアの新型コロナウイルス接触追跡アプリ「Tawakkalna」は3週間で開発された。(Shutterstock)
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25 Sep 2021 03:09:26 GMT9
25 Sep 2021 03:09:26 GMT9
  • デジタル化は贅沢なものではない、と責任者は語る
  • 王国は25,000人のサウジの若者にデジタルスキルのトレーニングを行っている

ファハド・アブルジャダイェル

リヤド:サウジ・データAI庁(SDAIA)は、サウジアラビアをデータとAIの分野でトップ10に位置づけることを計画している。同庁は2万5,000人のデータとAIの専門家を育成していると、戦略オフィスの責任者であるミシャーリ・アルミシャリ氏は述べている。

今月初めにIDC(International Data Corporation)と共同で開催したサウジアラビアのCIOサミットでは、データとAI分野への投資を200億SR(53億ドル)集めることを目標に掲げたとアルミシャリ氏は語る。

「私たちの役割は、デジタル化の実現です。それは贅沢なことではなく、多くの課題に対する鍵であり、答えでもあると考えています」

未来はチャレンジングなものになり「その重要な要素は、準備、準備、そして準備です」と語った。

SDAIAは、新型コロナウイルスに感染した人を政府が追跡できるスマートフォンアプリ「Tawakkalna」を開発、パンデミックの抑制に貢献したとアルミシャリ氏は述べた。

パンデミックの前にデジタルトランスフォーメーションの基盤を構築していたため、開発に要した期間はわずか3週間だった。現在、このアプリケーションのユーザー数は2,200万人を超え、75以上のサービスが提供されているとアルミシャリ氏は述べている。

今回のCIOサミットは、昨年開催されたグローバルAIサミットや、8月に開催された発足イベントなど、SDAIAが行ってきた数々の取り組みに続くものだ。サミットでは世界のテクノロジー企業10社が、サウジアラビアの若者を育成するためのアカデミー設立に合意した。

このイベントでは、IBMのオートメーション担当副社長であるリチャード・ハイトマン氏も登壇した。同氏は、AI技術を早くから導入していた組織は、パンデミック下でも大きな被害を受けることがなかったと語った。

また、サウジ・クラウドコンピューティング協会の副会長であるファワズ・アル・ハービ氏は、柔軟性、イノベーション支援、コスト削減の観点から、クラウド技術の重要性を強調。

「我々はクラウドがどれほど重要なものか、目の当たりにしました。クラウド技術がなければ、多くの組織がパンデミックによる変化に対応できずに苦しんでいたでしょう」と話した。

IBMのハイトマン氏は、複雑なハイブリッドクラウド環境のシステムをつなぐことで、ビジネスリーダーたちはオペレーションの面で根本的な変化を起こしていると語った。

サンバ・フィナンシャル・グループのカシム・アンワー氏は、サウジアラビアではこのアプローチが必ずしも可能ではないと指摘する。例えば、金融システムはハイブリッドクラウドの使用が認められていない多くの分野の一つだ。

SDAIAは、2021年末までに第2回グローバルAIサミットを開催したいと考えている、と同庁の戦略コンサルタントであるアリジ・アラムリ氏は述べている。今は最終的な調整を行っているが、バーチャルイベントだった昨年とは異なり「今年は直接参加する人もいれば、オンラインで参加する人もいるハイブリッドなイベントになるでしょう」と彼女は語った。

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