
カタールの公式の推計値によれば、同国は第2四半期、前年比で4%の経済成長を記録した。成長の主な要因は、非炭化水素活動によるものだった。
一方、四半期ベースの実質国内総生産(GDP)は0.3%下落した。カタールの統計当局が3日、発表した。
鉱業、採石業のGDPは同四半期、前年比で0.7%の増加を示したが、この2部門以外の活動において6.2%の成長を記録した。
宿泊、飲食業業界は新型コロナ感染症による各種の制限に影響された前年の値を反映し、41%という、年換算で最大の伸びを記録した。
伸び率でこれに続いたのが輸送、保管業界であり、26.9%の成長。製造業については、13.4%の成長を示した。
LNGの主要生産国であるカタールは、第2四半期において約10億ドルの黒字を記録した。同国の財務相が8月に、予算を上回る石油価格を引用して発表した。
カタールは1月、外交・貿易・旅行分野における禁止措置が課されていた、サウジアラビアと他のアラブ3ヶ国との3年間続いた対立の突破口を開いていた。
ロイター