
デイナ・アブデルアズィーズ、ジアド・サバハ
カイロ:サウジアラビア経済のコロナ禍からの回復を示す新たな兆しのひとつとして、サウジ最大級のガソリンスタンド運営企業アルドリース社(Aldrees Petroleum and Transport Services Co.)は2021年1~9月に純利益50パーセント増を記録したと報告した。
利益は2020年の1~9月の8160万サウジリヤルから、今年同時期の1億2270万サウジリヤルに上昇したと、同社は証券取引所への申告で述べた。また、この伸びは運輸・石油サービス部門の売上増および同社投資の再評価によるものであるとも付け加えた。
2021年1~7月のガソリン需要は前年同期に比べて著しく高かったことが、JODIデータベースに掲げられたサウジの公式データにより示された。
今年4~5月のガソリン需要は昨年同期の300キロバレル/日量(kb/d)未満に対して400キロバレル/日量(kb/d)に達し、この時期における差が最も顕著となった。
需要増がアルドリース社の売上増における主要な要因となっている。同社の2021年第3四半期の売上は前年同期比約2倍となった。
この新たな数字は、マーケティング・販管費および財務・ザカート費用の増加および同JVの投資利益減にも関わらずもたらされた。