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サウジのエネルギー相、COP26における「虚偽」を批判

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10 Nov 2021 11:11:34 GMT9
10 Nov 2021 11:11:34 GMT9
  • 気候変動という「地球規模の現象」への対策におけるサウジアラビアの実績をアブドルアジーズ・ビン・サルマン王子は擁護している

フランク・ケイン

ドバイ:サウジアラビア王国のエネルギー大臣アブドルアジーズ・ビン・サルマン王子は水曜日、グラスゴーで開催されているCOP26における王国の姿勢に関する「虚偽」や「「捏造」に対して反論した。

地球温暖化対策におけるサウジアラビアの実績を強固に擁護する演説を行なったあと、アブドルアジーズ王子は同国が会合の交渉を妨害しているという「重大な告発」について発言を求められた。

それに対して王子は「これらは重大な告発ではなく、捏造された告発だ」と答えた。告発は虚偽ということかと尋ねられた王子は「もちろんだ」と応じた。

過去にも王国に対して敵対的であったことで知られる環境活動団体グリーンピースは今週、サウジの交渉担当者がグラスゴーでの会合における主要な進展を話し合う場を妨害している、と根拠のない主張を行っていた。サウジの交渉担当者はアラブニュースに対してこれらの主張は「事実無根で不正確である」と語った。

COP26での演説においてアブドルアジーズ王子は時に声を荒げ、地球温暖化という切迫した問題への解決策に対する客観的で偏見のない評価を求めた。「世界は国際的に共有される効果的な対策を必要とする地球規模の現象に直面している」と王子は述べ、「そうした対策はエネルギーの安全保障、人類繁栄の観点に基づいた経済開発、気候変動対策、という3本の柱を持つべきだ。この3本柱は、どれか1本のために他について妥協することなく、包括的に対策されなければならない」と続けた。

また王子は「気候変動対策の多様性を認識し、特定のエネルギー源に対して偏見を持つことなくパリ協定に定められる(温暖化効果ガスの)排出量削減を実現することが必要だ」と演説した。

サウジ王国はこの数ヶ月で気候変動問題に対して推定総費用1850億ドル規模となる計53件のプロジェクトを推し進めるなど急進的な対策を導入している、と王子は指摘した。

パリ協定の目標を達成するための努力を再び始めなければならないという考えを王国は共有しているが「責任は他国間でそれぞれ独自に共有される、という原則を忘れてはならない」と述べた。

「それと同様に、発展途上にある国々が持つ特殊な事情を考慮し、またこれらの国々が気候変動対策によって受ける影響を軽減し、持続可能な開発に弊害をもたらすことがないよう皆が協力して援助するべきだ」と王子は続けた。

サウジ・グリーン・イニシアティブ、ならびにより広域の中東グリーン・イニシアティブは中東地域において温暖化効果ガスの世界総排出量を10%以上削減することを目指すものだが、これは世界規模で見た同地域の人口の少なさや経済規模の小ささを考慮すると膨大な割合となっている。

サウジ王国はこの10年間で温暖化効果ガスの削減目標を2倍に引き上げており、また炭素排出量実質ゼロの実現目標については、サーキュラー・カーボン・エコノミーの枠組みを活用することで、より大きなエネルギー経済を維持する他国と比べると早期の2060年として掲げている。

また王国は国内のエネルギー生産から石油を段階的に排除し、太陽光や水素などの再生可能な代替燃料に数十億ドル規模の投資を行い、世界7億5,000万人にクリーンな調理油を提供する世界的キャンペーンを実施する、などさまざまな対策を打ち出している。

「このことは王国がエネルギー市場の安全と安定を保障するリーダーという役割を維持し、それをさらに強めることに役立つのだ」とアブドルアジーズ王子は述べた。

 

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