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「サウジ外交がCOP26の交渉を救った」とサウジアラビア王国のエネルギー相

エネルギー大臣であるアブドルアジーズ・ビン・サルマン王子
エネルギー大臣であるアブドルアジーズ・ビン・サルマン王子
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16 Nov 2021 01:11:50 GMT9
16 Nov 2021 01:11:50 GMT9
  • 先月ローマで開催されたG20会議で当初に合意された文言についてのサウジの提案がグラスゴーの急場を救った、とエネルギー大臣が語った。

フランク・ケイン

アブダビ:先週開催されたCOP26で、気候変動に関する重要な交渉で行き詰まりを打破して合意に達するのにサウジアラビアが一翼を担った。UAEの首都アブダビで開催中の会議で、サウジアラビア王国エネルギー相のアブドルアジーズ・ビン・サルマン王子が語った。

環境保護団体の主張とは逆に、先月ローマで開催されたG20会議で当初に合意された文言についてのサウジの提案がグラスゴーの急場を救った、とアブドルアジーズ王子は述べた。

COP26の最終宣言では、最大の石炭消費国であるインドと中国を包摂する取り決めを成立させるために一部の語句を変更し、石炭の使用に関する重要な問題で妥協に至った。

ADIPEC 2021エネルギーフォーラムで、同エネルギー相は「その文言は我々が組み入れた」述べ、サウジアラビアの交渉担当者が使用した文言がG20首脳会合で受け入れられたことを示唆した。

司会者のジョン・デフテリオス氏から、サウジアラビアの気候変動に対する姿勢は「グリーンウォッシング」同然ではないかという疑惑や、サウジアラビア王国の野心的な気候変動戦略は効果的に実施できるのかどうか疑わしいとされる点について質問され、同相が回答した。

「我が国は石油とガスの主要生産国であり、ご指摘の懐疑は理解できるが、その点については2日前に合意したばかりのことがらに言及してみたい。新たな合意では、各国が毎年、実際に何を達成し、何を行ったかについて報告することを約束している」と大臣は語った。

サウジアラビアと中東のグリーンイニシアチブが毎年開催されるイベントになり、そこでは地球温暖化の緩和に向けたサウジアラビア王国や地域の他の国々の取り組みが評価される点を同相は指摘した。

「この地域は持続可能な開発とは何かについてのロールモデルになるだろう」

サウジアラビアのエネルギー転換戦略の中心には、エネルギー安全保障、持続可能な経済発展、気候変動対策という3本の柱があると同相は述べた。

フォーラムのオープニングセッションで聴衆の拍手のなかで、同相は昨年の新型コロナウイルス・パンデミックの影響に対抗するOPECプラスの取り組みの成果を強調した。

「責任を担う23の諸国が、中央銀行を含む地球上のどのグループよりも著しい成果を上げた。1年半後を見据えた長期計画に、持続可能性、予測可能性、透明性を組み入れた。変動の少ない安定した石油市場を実現した」

アブドルアジーズ王子は、気候変動政策は「燃料資源ではなく排出」に目を向けるべきであるし、二酸化炭素に限らずあらゆる形態の温室効果ガスの緩和を目指すべきであると付け加えた。また、気候変動政策は世界のすべての国、特に発展が遅れている国の、国家的・経済的状況の違いを考慮に入れるべきであると述べた。

ADIPEC 2021は11月15日から18日まで開かれ、世界各国の閣僚、首脳、エネルギー分野の専門家が参加する。

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