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中国外交トップが日韓との協力拡大を呼びかけ
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04 Jul 2023 03:07:44 GMT9
04 Jul 2023 03:07:44 GMT9
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北京：中国外交のトップを担う王毅氏は3日、中国・日本・韓国が協力のために再度結集するという明確な意志を示す必要があり、「弱者いじめや支配の強制」に抵抗すべきだと語った。米国を念頭に置いた発言と見られる。
地域で高まる中国の影響に対し、米国は同盟国の日韓とより緊密な関係を築こうとしており、緊張が高まっている。王氏の発言はそんな時期になされた。
三国協力事務局が主催したフォーラムにおいて、王氏は近隣3か国の協力を活性化させる努力について話した。三国協力事務局は日中韓の合意に基づいて設立された組織。
王氏は3か国が「戦略的な自治の感覚を醸成し、地域の団結と安定を維持し、冷戦思考の再来に抗し、弱者いじめや支配の強制から自由である」ことを求めたと中国外務省は述べている。
外務省の声明によると、王氏は米国を名指しすることは避けた。だが「地域外のある大国」が地理的な利益を模索しながら、団結の代わりに分断をもたらそうとしていると述べたという。
「こうした傾向が進むことを許したら、3か国の協力の円滑な進展を大きく阻害するだけでなく、地域の緊張や対立が高まる」と王氏は付け加えた。
また、対話と協議によって問題を解決する必要性や、地域を戦争に陥れるような言論や行為に反対する必要性を強調した。
中国東部の沿岸の街・青島で開かれた会合において、王氏はまた、自由貿易圏に関する対話の促進や隣国同士の貿易の開放・円滑化を求めた。
しかしながら、日本で計画されている東京電力の福島原発からの処理水の放出については、反対する中国政府の立場を再度表明した。「海の生態系や人々の安全に影響を及ぼす」というのがその理由だ。
韓国の朴振外相と日本の林芳正外相は、テレビ会議システムを通じて会合に参加した。
ロイター
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