
アラブニュース
ドバイ:国際金融大手・シティグループの顧客は「サウジアラビアに大きな機会を見出している」。シティグループの代表団が、注目を集めたサウジ訪問を終え、同社のジェーン・フレーザーCEOがそのように語った。
フレーザーCEO率いる代表団はサウジ政府高官や選定された顧客と会談し、中東最大の経済国であるサウジアラビアにおけるシティの業務について協議したと、同社が伝えた。
「すべての一般市民が繁栄する経済と社会を構築し続けるというサウジアラビアの計画において、経済統合と多様化を促進することが鍵となります。私どもは、サウジアラビア政府による果敢な『ビジョン 2030』計画を支持いたします」と、CEOは述べた。
3日間の代表団訪問はサウジアラムコの青年諮問委員会との、女性に焦点を当てた多様性とリーダーシップに関する会合により幕を閉じた。
国内の銀行と金融機関を監督するサウジアラビア資本市場庁は、2018年にシティグループに対し営業許可証を発行した。それ以後、同社は投資銀行業務や資本市場、調査業務などに携わってきた。
シティグループは訪問に先立ち、サウジアラビアの地方債に関する「プライマリーディーラー・プログラム」に参加する可能性を模索するため、同国財務省と合意を締結した。