
アラブニュース
リヤド: 急成長するセクターを後押しするには鉱業について地域間での一層の協力が要求される、31か国の代表者が火曜日、リヤドでの特別会合で合意した。
「持続可能な未来の鉱物」に関する非公開会議は、サウジの首都にあるキング・アブドルアジーズ国際会議場で開催中の未来鉱物フォーラムの一部だ。
「アフリカから中央アジアに拡がる新興鉱業スーパー地域の未開の可能性が現実のものとなれば、重要鉱物が主要な開発推進力となるだろう」と、ハリド・アル・ムダイフェル産業・鉱物資源副大臣は語る。
「我々はネットゼロへの地球規模での移行に向け、共通のフレームワークを確立し、重要鉱物が信頼できる供給源から確実に供給されるベストプラクティスを共有したい」と付け加えた。
バーレーン、エジプト、イラク、オマーン、クウェート、イエメン、その他の近隣諸国からの大臣に加えて、オーストラリア、中国、フランス、日本、ロシア、イ英国、そして米国から派遣された高官が会合に出席した。
フォーラムからの声明によれば、議論の中心は、低炭素エネルギーの未来への移行に際して金属と鉱物が果たすことができる役割と、持続可能で責任ある鉱物バリューチェーンを開発するため地域各国が果たすべき役割であった。
大臣らは地域間で一層の協力を行うための機会についても意見を交わした。
「プライベートセクターと国際機関からの代表者による専門家のプレゼンテーションにより議論が進められた」と声明で明らかにされた。
31か国からの大臣、多国間組織及び機関の代表者、鉱業界のリーダー及び非政府組織らは、強靭な鉱物サプライチェーンを開発するための妥協点を探るべく協調してあらゆる利害関係者を取りまとめることに同意し、地域における鉱業及び鉱物に関する各方面関係者間の対話を前進させるロードマップを要求した。
主要な中心議題は責任のある鉱業と鉱業界をめぐるグローバルな環境基準であった。
「責任のある調達は、重要鉱物のリサイクルとリユースの増進と技術改善により地球規模でテコ入れされている我々の全体的アプローチの核心部分である」とサウジ高官は述べた。
多くの国際機関からの代表団もラウンドテーブルに参加している。それにはアラブ連邦、国際再生可能エネルギー機関、国連環境計画、世界銀行からの代表団も含まれている。
8回目となるのアラブ鉱物資源大臣諮問会合も火曜日に開催された。
アラブの大臣らは、アラブ世界における鉱石生産データベースの作成を含む過去の実績と地質学的な ポータルサイトの作成について話し合った。
鉱業は、サウジ王国の石油依存減少を主として目指す野心的な一連の国家目標であるサウジビジョン2030において主要な経済活動と掲げられている。
未来鉱物フォーラムは、サウジ王国の鉱物財産の発見につながった積極的な探査戦略を経て、サウジ政府による投資誘致のためのプラットフォームと見られている。