
ホンダは2日、ロシアへの乗用車と二輪車の輸出を一時停止したと明らかにした。ウクライナに侵攻したロシアに対する経済制裁で、物流や金融に混乱が生じているため。
ロシアでの販売台数は2020年度に乗用車が約1400台、二輪車が約1500台。ロシアに生産拠点はない。今後、事態の推移を踏まえて輸出再開を検討する。
制裁が長引けば、自動車メーカーの生産や販売に悪影響が避けられない。三菱自動車はロシアの生産・販売拠点の稼働を停止する可能性を示唆。トヨタ自動車は現地で生産を続けているものの、輸出車を運ぶ船舶の運航に影響が出ているという。
時事通信