東京:トヨタ自動車は来年、約70年にわたり日本市場における看板商品であったモデルを一新し、クラウンセダンのスポーツ多目的車(SUV)バージョンを発売する予定だと、3人の関係者が語った。
新型クラウンSUVにはハイブリッド、プラグインハイブリッド、フルエレクトリックのモデルがあり、消費者がセダンを敬遠する中、67年の歴史を持つクラウンをより適切な存在にする試みであるという。この情報は現在非公開であるため、匿名で寄せられた。
ハイブリッドタイプは2023年夏から販売され、中国と北米への輸出も予定されている。一方、プラグインハイブリッドは国内市場向けだという。
関係者2名の話によれば、フルエレクトリックモデルは2024年初頭の発売を予定しており、輸出計画についてはまだ最終決定していないという。
トヨタはこのモデルチェンジの一環として、今年の夏からクラウンのセダンタイプをフルモデルチェンジする予定であるという。
SUV、セダンともに豊田市の工場で生産される予定だ。
トヨタの広報担当者はコメントを控えた。
クラウンは発売以来その大半が国内市場で販売されてきた。また日本国内で初めて開発から製造までを行った乗用車であり、それは日本が世界的な自動車メーカーに成長する上で極めて重要な出来事であった。
クラウンは、1958年にトヨタが初めて米国に輸出した車でもある。しかしその2年後、アメリカの高速道路で要求される速度にエンジンが対応できなかったため、輸出の中断を余儀なくされた。
ロイター