
アラブニュース
リヤド:サウジアラビアの新しい投資法は、これまでサウジ企業に与えられていた商業的優位性を取り除き、国内投資と外国投資の両方を平等に扱うため、国際ビジネスを50%増加させる見込みであると、ソブリン・サウジアラビアが述べた。
「公的投資家と民間投資家に対し競争中立の原則を法的に適用することで、これまで商業的な参入障壁となっていたものが取り除かれます」と、ソブリン・サウジアラビアのマネージングディレクター、ポール・アーノルド氏は言う。
企業向けサービスプロバイダーの同社は、外国からの直接投資を誘致する一方で、企業による王国での事業立ち上げを支援している。アーノルド氏によれば、新しい投資法は外国人投資家に経済プロジェクトの管理、売却、処分の自由を与えるため、王国でビジネスを行う魅力を高めることになるという。
「企業のプレゼンス拡大を模索している場合でも、契約を結んでいて、初めてブランドを立ち上げる場合でも、サウジ市場に参入・投資するには絶好の機会です」と、アーノルド氏は述べた。
さらに、企業は円滑な事業運営を確保するために必要なあらゆる不動産を所有できるようになる一方で、すべての所轄官庁の全面的な支援の下で商業契約を締結することができるようになると付け加えた。
新法の下では、国内投資家も外国人投資家も、免許の取得や登録の他、特定の経済活動や経済特区の承認や許可についても、同じ部門別承認要件が適用されることになる。
またソブリン社は、新しい投資法が同国の国内総生産を押し上げる可能性があると指摘した。最近開かれた2022年世界起業家会議で発表された9億3,600万ドル以上の資金が、国際企業のサウジアラビ市場参入を促進するためである。
世界銀行の公式データによれば、サウジアラビアの GDP は 2022 年末に 8,200 億ドルに達すると予測されているが、ソブリン社 は、今回の政策の進展により王国の事業活動が大幅に増加するため、この予測を上回ることになると予想している。