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サウジアラビア、アーバン・エア・モビリティビジネスを促進

ジョビー・アビエーション社のエア・タクシー (提供)
ジョビー・アビエーション社のエア・タクシー (提供)
ボロコプター社の航空機 (提供)
ボロコプター社の航空機 (提供)
NEOMのオキサゴンシティ(提供)
NEOMのオキサゴンシティ(提供)
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09 May 2022 05:05:40 GMT9
09 May 2022 05:05:40 GMT9
  • 2030年までに利益1億ドルを目指すサウジアラビアの航空産業が新たな高みへ

ヌール・エル・シャエリ

リヤド:サウジアラビアの航空業界が2030年までに利益1億ドルを目指す中、進化した国際航空旅行が展示される2日間のイベント「Future Aviation Forum」に、世界中から専門家や業界のリーダーが集まる。

民間航空局が主催するフォーラムには、120名以上の講演者と2000名の参加者が出席する予定だ。乗客の体験、持続可能性、そしてCOVID-19後の事業回復をテーマとした40のセッションが行われる。

サウジアラビアの航空業界は、「ビジョン2030」の実現に向けて新たな高みへと向かう。

輸送・物流の分野では、5000億ドル規模の都市開発プロジェクトであるNEOMが脚光を浴びている。NEOMでは、ゼロエミッションの公共交通システムと統合された垂直離着陸型物流サービスを実現するために、空飛ぶ乗り物を使用するアイデアが検討されている。

この巨大プロジェクトはドイツの航空機メーカーであるボロコプター社と昨年末に合弁会社を設立し、世界初の垂直離着陸機による公共交通システムをカスタムメイドで構築・運営することを発表した。

NEOMではボロコプター社製の電動航空機15台を発注し、2〜3年以内に運用を開始する予定であることを明らかにした。

最初の発注は、10機の都市内移動用航空機VoloCityと、全電動の重量物輸送用航空機VoloDrone5機であった。

これに加え、先月エアバス社は、公共投資基金を受けたサウジアラビア初の認可ヘリコプター運航会社であるThe Helicopter Companyと、グローバルな都市航空移動エコシステム構築に向けた契約を締結した。

NEOMのオキサゴンシティ。(提供)

この契約により、The Helicopter Companyの所有機に搭載されたエアバス製品のフライトオペレーションを脱炭素化するほか、サウジアラビアで運航されるヘリコプターに新機種を導入する予定だ。

The Helicopter Companyは現在、H125ヘリコプター10機を運航させている。今回の契約により、さらに20機のH145と6機のACH160を追加し、保有機数を増やすことが計画されている。

家族経営の投資会社であるジャミール・インベストメント・マネジメントカンパニーも、サウジアラビアの電気垂直離着陸機業界に対して投資を行っている。

同社は最近、サンタクルーズに本拠地を置く航空会社、ジョビー・アビエーション社の5億9000万ドルのシリーズC資金調達ラウンドに参加した。

同社は、混雑する市街地で乗客を送迎する空飛ぶタクシーを開発し、エアモビリティのエコシステムの成長を促すことを目指している。

アブドゥル・ラティフ・ジャミール社の副社長兼副会長であるハッサン・ジャミール氏は、「空飛ぶタクシーはまだ商業化の初期段階だが、モビリティの未来を完全に変える可能性を秘めたサービスである」と声明で述べた。

そして、「当社は航空分野の新たなる章を作る一員として、サウジアラビアとMENA地域全体に高速かつ手頃な価格の、ゼロエミッションのエアモビリティを提供できることに希望を抱いている」と加えた。

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