
アラブニュース
リヤド: サウジアラビアの石油企業でアラムコの名でも知られる同社は、アジアにおいて業容を拡大するなか、タイの国有石油企業PTTと協力することになった。
発表された内容によると、両社は、ブルー水素やグリーン水素及び各種クリーンエネルギー関連イニシアティブの分野で協力することになった。
両社は5月11日に覚書に署名した。これは原油の調達や、精製品、石油化学製品及び液化天然ガスのマーケティングにかかわる協力の強化が目的である。
アラムコの営業・取引・供給計画担当副社長であるイブラヒム・アル・ブアイネイン氏は次のように述べた。「本日は将来に向けた重要な日である。我々は原油の調達や精製品、石油化学製品及び液化天然ガスのマーケティングから、ブルー水素やグリーン水素の調査その他クリーエネルギーに関するイニシアティブを進捗させることに至るまで広範にわたる活動について、より優れた協力が可能になるよう、この関係を拡大・深化させる。」
PPTの会長兼最高経営責任者(CEO)であるアウッタポル・レルクピブーン氏は次のように述べた。「本日はPTTとアラムコにとって重要な到達点である。両社は、将来に目を向け、従来のエネルギーについての協力のみならずそれ以外にまで更に協力を拡大しようとしている。また、これは両社がエネルギーに関する移行を進める中、エネルギー供給の安全について両社がかねてよりコミットメントしてきたことを反映するものである。」