
スズキは16日、インド子会社のマルチ・スズキが北部ハリヤナ州のカルコダに四輪車工場を新設すると発表した。約1100億ルピー(約1800億円)を投じ、2025年の稼働を目指す。生産能力は年間25万台で、スズキのインド全体での生産能力の1割強に相当する。
同州では、グルガオン工場、マネサール工場に続く三つ目の製造拠点となる。具体的な生産車種などについては明らかにしていない。
スズキは3月にも電気自動車(EV)や車載用電池などの生産へ約1500億円を投じる計画を発表した。インドの自動車市場は今後も成長が見込まれ、競争が激化している。長年トップシェアを誇るスズキも近年は市場占有率が下がっており、集中投資でライバルに対抗する。
時事通信