
ウィダッド・タレブ、テレサ・スティーブンス
リヤド:パリを拠点とするルーブルホテルズグループは、サウジアラビアでの拡大計画を加速するため12の物件と契約を締結し、さらに14ヶ所を候補に挙げている、と経営幹部は述べた。
ルーブルホテルズグループの中東及び北アフリカ地域担当オペレーション部長を務めるポウル・ディアブ氏は、アラブニュースへ次のように語った。「現在14の物件を検討しており、すでに12件が契約済みで進行中。また、王国内の異なる地域で他に6から8つの物件についても交渉中である」
候補に挙がっている場所には、アル・コバール、ジーザーン、ジェッダ、メッカ、メディナ、そしてリヤドが含まれる。
「当社は大都市だけでなく、他の観光地にも注目している。旅行者がやって来れば、彼らが訪れたいのは変わったものを楽しめるアバのような小さな町だ」とディアブ氏は述べた。
ディアブ氏によれば、ビジョン2030の詳細計画の一環として王国が1億人の旅行者誘致を目指すにあたり、紅海とアバは重要な目的地となる。
「ルーブルは、少なくとも1つか2つの当社ブランドがこの巨大プロジェクトへ確実に加わるよう準備することに意欲的だ」と彼は述べた。
ルーブルホテルズグループは、サウジアラビアで評判の観光地のいくつかですでに16件のホテルを運営している。
ディアブ氏はさらに、次のように付け加えた:「過去35年間この地域で事業を行なってきた経験から、様々な街が成長する様子も見てきた。それは王国内で起こっている発展の一翼を担うにあたり、当社の強みとなる」
大手ホスピタリティ企業であるルーブルホテルズは、ゴールデンチューリップ リヤドの開業によって昨年6月に王国へと進出した。同ホテルには、スイート15室を含む計94の客室がある。