
アラブニュース
リヤド: ロシアとサウジの関係は「リヤドの気候のように暖かい」とサウジアラビアのエネルギー相アブドルアジーズ・ビン・サルマン王子は木曜日、ロシアで同国副首相との会談に出席した後メディアに話した。
アブドルアジーズ・ビン・サルマン王子とノヴァク副首相の会談は1時間以上に及んだ。
公式スケジュールには記載がなかったが王子はサンクトペテルブルク国際経済フォーラムにサプライズで登場した。
ロシアは2022年以降もOPEC+の石油生産協定内での協力を継続できるだろうと、アレクサンダー・ノヴァク副首相がサウジアラビアのエネルギー相との会談後に述べた。
今年末に現在の契約が満了を迎えた後もロシアはOPEC+との協力を継続できるだろうと、ノヴァク氏は述べた。
「何らかの割当が必要になるか、それともチャーターベースの協力になるのか、すべては市場の状況次第になります。年末までにははっきりするでしょう。」と同氏は述べた。
今回は重要な会合で、政府関係者が原油価格や収支予測について議論したとノヴァク氏は述べた。
OPEC+のパートナーからロシアの生産不足に苦情が来ているのではないかとの質問に対し、ノヴァク氏は会合後に記者団に次のように話した。「我々は(世界の石油市場は)現状、多少の不確実性はあるものの均衡していると見ています。」
石油市場は均衡しているが、まだ不確定要素が多いと述べた。
この注目の会談は欧米の制裁措置により一部の買い手がロシアの石油の購入を拒否または延期したため、ロシアが現在のOPEC+の割当に満たない量の石油しか輸出していないことを受けたものだ。
木曜日に開示されたOPEC+の文書によるとロシアの原油生産量は4月の日産915万9千バレルから5月には927万3千バレルに増加しており、インドと中国の旺盛な需要を受け、ロシアとしては来月さらに増産するとノヴァク氏は約束した。
それでも、先月のロシアの生産量は割当量の日産1,055万バレルを120万バレル下回っており、ロシアが協定から除名されるかもしれないとの憶測を呼んでいる。
— ロイターの情報提供を一部含む