
ジェッダ:サウジアラビアのエネルギー相・投資相・通信相・保健相と米国の担当大臣らは、18件の協定を締結した。
それらの協定により、投資・エネルギー・情報通信技術・宇宙・保健分野で協力するための新たな道が切り開かれる。
それらは、将来有望な分野での投資機会を求めるサウジアラビアの改革計画「ビジョン2030」と合致している。
ジョー・バイデン米大統領がサウジアラビアを訪れている間に署名された協定のうち13件は、投資省やジュベイル・ヤンブー王立委員会、多数の民間企業によって結ばれた。
航空機大手ボーイングや防衛大手レイセオン・テクノロジーズ、医療分野のメドトロニック、デジタル・ダイアグノスティクス、IQVIAといった米主要企業グループや、エネルギー・観光・教育・製造・繊維分野の多数の米国企業が含まれている。
サウジアラビア宇宙委員会はNASAとのアルテミス協定に署名した。これにより、月と火星の共同探査が可能になった。
通信情報技術省はIBMとの協力の覚書に署名した。サウジアラビアを中東・北アフリカにおけるテクノロジーとイノベーションの拠点にすることができる8つの計画で、5年間で10万人の若者のスキルを向上させるのが狙いだ。
On the sidelines of US President @POTUS' official visit to #SaudiArabia, MISA facilitated the signing of 13 B2B & G2B investment agreements with US businesses across 8 promising sectors. 🇸🇦🤝🇺🇸 pic.twitter.com/tp9qrNh7Ci
— INVEST SAUDI (@InvestSaudi) July 15, 2022
同省は米電気通信情報庁との協力の覚書にも署名した。これには、5G・6G技術に関して両国が協力する内容が含まれている。
この覚書の目的は、デジタル経済の成長を加速し、サウジアラビアのデジタル・エコシステムにおける研究・開発・イノベーションのペースを速めることだ。
サウジアラビア、米国両国のエネルギー省は、クリーンエネルギーに関するパートナーシップ協定を締結した。クリーンエネルギーや気候変動対策を推進させる両国の取り組みを強化しながら、民間の原子力・ウランに関して協力しつつ、この分野において協力する領域やプロジェクトを決めるという内容だ。
両国の保健省は、公衆衛生、医療科学・医学研究に関する協力の覚書に署名した。
この覚書の目的は、個人・組織・機関の公衆衛生における既存の関係を支援・強化することだ。
目指すのは、公衆衛生問題や医学・科学的課題、研究課題に対処する共同の取り組みの強化だ。情報・専門知識・学術知識の交換も同様だ。
この覚書はまた、健康情報システムの適切な運用、研究開発、医療改革に取り組みつつ、健康・医療分野の労働者のための合同研修を実施することを目指している。
サウジ国営通信