
リナット・ガイヌリン
リヤド:統計総局(GASTA)が25日に発表した改訂データによると、再輸出を含む5月のサウジアラビアの非石油輸出は、前年同期に記録した220億サウジリヤルと比較して26.7%増加して、279億サウジリヤル(74億2000万ドル)となった。
非石油輸出の伸びは、非石油商品輸出全体の35.3%を占める化学産業および関連産業の製品の伸びが主な要因で、プラスチックおよびゴム製品がこれに続いた。
原油と精製油を含むサウジの商品輸出総額は、2021年5月に記録した786億サウジリヤルから、2022年5月には83.4%増の1441億サウジリヤルとなった。
GASTATのデータからは、この伸びが主に、同期間に597億サウジリヤル(105.5%)増加した石油輸出に起因するものであることが明らかになった。輸出全体に占める石油輸出の割合は、2021年5月の72%から2022年5月には80.6%に増加した。
これは、サウジの商品輸入が2021年5月の442億サウジリヤルに対し、2022年5月は21.8%増加して539億サウジリヤルとなった中での出来事だ。
これにより、非石油輸出の輸入に対する比率は2021年5月の49.8%から5月には51.8%に上昇し、サウジが貿易黒字を達成することにつながった。
ただし、前月比で比較すると、非石油輸出は2022年4月から3000万サウジリヤル(0.1%)減少した。
サウジの輸入も5月には2022年4月と比較して22億サウジリヤル(4%)減少した。
中国は192億サウジリヤルと、サウジアラビアの輸出総額の13.3%を占め、依然トップの輸入国となっており、インドと日本がこれに続いた。両国は5月にそれぞれ147億サウジリヤルと125億サウジリヤル相当の商品を輸入した。