
アラブニュース
水曜日の特別フォーラムで、サウジアラビアとギリシャの大臣は主要な民間セクターの担当者と会合を開き、両国間の経済と投資の協力関係を強化する方策について議論を行った。
会談では、通信、輸送、物流、エネルギーなどに関する議論が行われたほか、両者間の数々の覚書の調印式が行われた。
サウジアラビアのハーリド・アル・ファーリハ投資大臣は、サウジ・ギリシャ投資フォーラムが両国の二国間経済関係を強化すると述べた。
「関係を前進させるために実施することは、光ファイバーデータケーブル、電気、文化、輸送、人と人との接触など形は何であれ、すべて二国間経済関係の強化が目的だ。今、二国間の経済関係においてまさに歴史的な転換点にある」とアル・ファーリハ氏はツイートの中で述べた。
サウジのアブドゥラー・アルスワハ通信情報技術大臣がアル・シャルクに語ったところによると、投資フォーラムの中で、サウジアラビアは、デジタル経済の「主要プレーヤー」になることを目指し、海底ケーブルを延長する契約をギリシャと締結した。
「サウジアラビアを、クラウドコンピューティングと、人工知能に基づく新しい経済の構築を引きつける場所にしたい」とアルスワハ氏は言った。
また、「今日、地域のリーダーシップ構築の段階から始め、デジタル分野で地域のリーダーになり、2030年にはグローバルに主導する立場になる」と付け加えた。
フォーラムで、サウジアラビアの国営船社バーリは、海事セクターの強化を目指す2つの覚書に署名した。
東洋と西洋を結ぶデータケーブルプロジェクト構築のため、皇太子が来訪したかたわらでサウジアラビアとギリシャの民間セクターによる戦略的提携が発表された。
SPAによると、データ通信量が30%以上増加しつつある現在、このケーブルが実現すれば世界中でデジタルデータを確実かつ円滑に供給できるという。
主導したのは、サウジテレコムで、グリークテレコム、ギリシャのジェネラルエナジー、キプロステレコムと海底ケーブルプロジェクトで提携した。
STCグループは、子会社のミドルイースト・アンド・ノースアフリカ・ハブがギリシャの通信会社TSSAと協力して、サウジアラビアからヨーロッパに伸びるデータの回廊を構築すると発表した。海底に敷設する地上の光ファイバーの新しい大容量ネットワークを通じて、ヨーロッパとアジアを結ぶ計画だという。
このプロジェクトは、両国をヨーロッパの東側のデジタルステーションとして位置づけ、中東、アフリカ、アジア大陸に手を広げていくことを目的としている。
サウジアラビアとギリシャは、21の投資協定とともに、エネルギー分野におけるサイバーセキュリティなどのデジタル変革とイノベーションを促進する協定にも調印した。あらゆるエネルギー分野と、関連するサプライチェーンや技術にかかわる素材、製品、サービスを現地化するための質的なパートナーシップ構築に取り組むことも盛り込まれている。