
アラブニュース
リヤド:石油輸出国機構(OPEC)のハイサム・アルガイス事務局長が、石油生産国に物価高の責任はないと語った。
アルガイス事務局長はまた、石油・ガス業界への慢性的な投資不足を指摘した。
「現在起こっている物価上昇の原因は、OPECにはありません」と、同氏はCNBCに対して述べた。
さらに、「我々が現在ガス・石油業界で経験している価格上昇の本当の原因は、OPECを越えた別の部分にあるのです。そしてそれは私に言わせれば、要するに投資不足なのです。それも、慢性的な投資不足です」と続けた。
「これは、一般の人々と政治家が気づかなければならない厳しい現実です。ただひとたび気づけば、そこから我々は解決策を考慮し始めることができるのです。そしてその策は非常に明瞭です。OPECは既にこれを持っているのです。それは投資です」と、アルガイス事務局長は語った。
OPEC加盟国と非加盟の協力国から構成される石油生産国グループが8月3日の会合で、来月から日量わずか10万バレルの増産を行うという計画を発表して市場関係者を驚かせて程なくして、アルガイス事務局長の今回の発言がなされた形だ。
OPEC事務局長は、石油・ガス業界への慢性的な投資不足も指摘した。