
ホンダは18日、スポーツ用多目的車(SUV)タイプの電気自動車(EV)「アキュラZDX」を2024年に北米で発売すると発表した。高級車を扱う「アキュラ」ブランドでは初の量産型EVとなる。
24年には「ホンダ」ブランドからも、SUVタイプのEV「プロローグ」を北米で投入予定。両モデルとも米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)との共同開発による。自動車各社がEVの投入を加速させる中で、米国で人気が高いSUVタイプで対抗する考えだ。
ホンダは北米で販売する全車両を40年までにEVか燃料電池車(FCV)に切り替える目標を掲げている。
ホンダは同日、コンセプト車「アキュラ プレシジョンEVコンセプト」も公開。ZDXは、これをベースに開発する量産モデルの第1弾となる。
コンセプト車は、正面部分に搭載した発光ダイオード(LED)照明が、近未来的でスポーティーな外観を強調。車内空間は、運転を楽しむための赤を基調にしたモードに加え、自動運転利用時には、落ち着いた雰囲気の青を基調にしたモードに切り替えることができる。
時事通信