
シドニー:需要は新型コロナウイルスパンデミック前の水準の約40%に抑制されているが、日本航空株式会社(JAL)は、パンデミック前の国際線輸送能力の65%で運航を行なっている。航空会社幹部が火曜日にこう述べた。
国内市場では、航空需要はパンデミック前の水準の約80%だが、その中で日本航空はパンデミック前の輸送能力の100%で運航を行っている。JALのアジア・オセアニア地区戦略調査部長の與口彰英氏はこのように述べた。
「他の多くの市場と同様、国内需要は国際需要よりも速く回復している」。同氏はCAPA航空センターの会議でこう述べた。
日本の海外旅行需要は、観光客がビザ取得、旅行代理店での予約を求められていることに加え、1日あたりのインバウンド旅行者数の上限設定もあり、抑制されている。
日本政府は更なる水際対策緩和の一環として、一部の国からの入国者に対する観光ビザ取得要件の撤廃を計画している。月曜日にフジニュースネットワークがこう報じた。
岸田文雄首相は早ければ今週にもこの緩和策実施を決定する可能性があるが、これにより観光客は旅行代理店を利用することなく日本に入国できるようになる。FNN がこう報じた。
パンデミック前、日本は68の国と地域からの来訪者に対して観光ビザ取得を要求していなかった。
ロイター