
東京: 丸紅株式会社は、サウジアラビアの政府系ファンドとともにサウジアラビアにおけるクリーン水素の製造について調査を行うことに合意した。丸紅が2日、発表した。サウジアラビアは、石油への依存度を減らすため、よりクリーンなエネルギーを模索している。
サウジアラビアは主要産油国であり、石油輸出国機構の中心的存在であるが、よりクリーンな燃料や再生可能エネルギーなど、他の種類のエネルギー源を追加しようとしている。経済の多様化が狙いだ。
丸紅と、石油への依存度を減らすというサウジアラビアの目標を達成する上で中心的役割を担っているサウジアラビアの政府系ファンド、パブリック・インベストメント・ファンド(PIF)は、国内・国際市場向けクリーン水素製造の実現可能性について調査を行うことに合意した。丸紅が発表した。
6000億ドル以上の資産を運用するPIFは、2026年までに、再生可能エネルギー、クリーン輸送、持続可能な水管理など、適格なグリーンプロジェクトに100億ドル以上を投資する予定だ。PIFが昨年発表した。
サウジアラビアは、2060年までに温室効果ガス排出量実質ゼロを達成する予定だが、二酸化炭素回収・貯留のハブを開発することによって、技術が可能になれば目標を前倒しすることができる。
ロイター