
ホンダは30日、新型コロナウイルスによる肺炎が中国で広がっていることを受け、武漢市にある自動車工場の操業中止期間を2月13日まで延長すると発表した。
これまでは春節(旧正月)連休に伴い同月2日まで稼働を停止する計画だった。三菱自動車も車両開発などに当たる上海市の2拠点の休業期間を、2月9日まで7日延ばすことを明らかにした。
現地の混乱が長引けば、進出している日本企業はサプライチェーン(部品供給網)に支障を来しかねない。各社は対応に苦慮しそうだ。
ホンダは武漢市に三つの工場を構え、主力車「シビック」などを製造している。
年間生産能力は60万台で、いずれも今月23日に春節休暇に入った。2月14日以降の対応については「状況を見極めて判断する」(広報担当)という。
JIJI Press