
リヤド:総合統計庁(GASTAT)が発表した最新データによると、2023年第1四半期のサウジアラビアの不動産価格は前年同期比で1%上昇した。
GASTATの報告書によると、不動産価格の上昇は住居用不動産(1.6%)と商業用不動産(0.1%)の価格上昇によって牽引された。
報告書は、「住宅部門の価格は比重が大きいため、この総合指数の上昇に対して大きく影響した」としている。
また、農業部門における下落が不動産価格指数の上昇率を0.4%低下させた。
第1四半期のマンション価格が前年同期比で2.1%上昇した一方、住居ビルと別荘の価格はそれぞれ0.9%と0.3%下落した。
住宅価格は安定しており、相対的な変動は記録されなかった。
一方、商業部門の不動産価格は、商業用地・商業施設の価格の上昇(0.1%)に牽引されて0.1%上昇した。
不動産価格指数はサウジアラビアにおける不動産価格の相対的変動を測定するための統計ツールである。GASTATによると、この指数は法務省で公開されている不動産取引のデータセットに基づいている。
2023年第1四半期の不動産価格指数は前四半期比で0.1%下落した。住宅部門における価格下落(0.2%)に影響された。
住居ビルの価格は前四半期比で0.9%下落した。別荘とマンションの価格はそれぞれ2%と0.1%の下落だった。
3月に発表された不動産総局Ejarのデータによると、2022年の住居・商業用物件の賃貸契約額は2021年の419億サウジリヤルからほぼ倍増し760億サウジリヤル(202億ドル)に達した。
商業用物件の賃貸契約額は409億サウジリヤル、住居用物件は351億サウジリヤルだった。