
リヤド: サウジアラムコは、世界のポートフォリオとバリューチェーン全体にわたって長期戦略を実現しようとしている。その動きの中で、同石油大手は上流および下流事業の新社長を任命した。
プレス声明によると、サウジアラムコは上流事業の社長にナシル・K・アル・ナイミ氏を、下流事業の社長にムハンマド・Y・アル・カタニ氏を任命した。
同社の取締役会は新しく設けられた役職と取締役の任命を承認しており、これらの変更は2023年7月1日から有効になる。
アル・ナイミ氏とアル・カタニ氏は、サウジアラムコ代表取締役兼CEOのアミン・ナーセル氏直属となる。
「この度の任命を発表できてうれしく思います。アラムコが世界のエネルギー需要に応えるための変革を続ける中で、今回の人事は、当社が上流および下流の事業要素に重点を置いていることを示すものです」と、ナーセル氏は述べている。
また、次のように付け加えた。「今回の決定は、完全所有の運営資産全体で、2050年までにスコープ1およびスコープ2の温室効果ガス排出量でネットゼロを達成するという私たちの熱意とともに、上流事業の能力増強と下流事業の拡大を支援し、営業および財務の業績を推進するのに役立つと期待しています」