
リヤド:サウジアラビアは、6月11日から13日までインドのバラナシで開催されたG20開発大臣会合にて、豊かで持続可能な未来のために経済成長と環境保全をうまく両立させる必要があると強調した。
サウジアラビア経済計画省の調査と経済ビジョン総局統括責任者、ヤッセール・ファキーフ氏は、サウジアラビアの循環型炭素経済のアプローチを強調し、同国は国連の持続可能な開発目標の達成を加速させる、集団的な取り組みの実施に尽力していると述べた。国営サウジ通信が報じた。
この責任ある実施には、発展途上国が直面する構造的な脆弱性に対処する、包括的な移行プロセスへの支援が含まれている。
国連の世界目標は、貧困、飢餓、不平等のない社会の達成を目指しており、健康と質の高い教育の促進に重点を置いている。
ファキーフ氏は本会合において、2つの主要セッション、「持続可能な開発目標の達成に向けた、進展を加速させるためのG20行動計画」と「環境のための環境イニシアティブを実現するライフスタイルの原理原則」で講演した。
持続可能な開発を達成するための、二酸化炭素の排出削減、再利用、リサイクル、除去の重要性を強調するアプローチに焦点を当てた議論となった。
G20開発大臣会合は、SDGsの達成を加速させるための行動について、集団的に合意することを目的として開催された。コストのかかるトレードオフを回避しながら、開発、環境、気候に関する課題の間で相乗効果を促進することに焦点が当てられた。
サウジアラビアのビジョン2030のプランは、民間部門の機会創出、地域の生活水準の向上を目的としており、G20の持続可能性の課題とも相当に一致している。
サウジはこうしたアプローチを支持することで、世界規模で経済成長と環境の持続可能性の課題に対処する、集団的な取り組みに貢献したいと考えている。
G20開発作業部会は2010年に設置され、それ以降貧困の削減と開発の格差是正に取り組んでいる。